地球温暖化について

温暖化の要因となっているといわれているものに、二酸化炭素、メタン、一酸化炭素といった温室効果ガスがあります。太陽の光は、まず地表に到達し、地面を暖めます。その熱が上空に放射され、大気を暖めることになるわけですが、その際に熱を吸収するのが温室効果ガス。もし温室効果ガスが存在しなければ、地球の平均気温はマイナス18℃という低さになってしまうと言われています。
ところが多過ぎてもいけません。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると、このまま温室効果ガスが増え続けた場合、排出量が最も少ない場合で平均1.8℃、最も多い場合には4.0℃上昇してしまうとのこと。
この温室効果ガスは、人間の活動によって増え続けているのです。

特に割合が高いのは二酸化炭素で、日本では排出量の90%以上をしめています。産業部門、運輸部門での排出量が特に多いのですが、家庭部門も大きな割合をしめていて、年々増加しています。家庭からの二酸化炭素排出量を見てみると、1番多いのが「照明・家電製品などから」で29.7%、次に自動車で29.0%という結果が出ています。

では温暖化によって、地球にはどんな影響があるのでしょうか?

2100年に地球の平均気温が最大5.8℃上昇したとき地球がどうなるか

  • 海水の熱膨張や氷河が融けて、海面が最大88センチ上昇する。南極の棚氷が融けるとさらに海面が上昇する
  • 現在絶滅の危機にさらされている生物は、ますます追いつめられ、さらに絶滅に近づく
  • マラリアなど熱帯性の感染症の発生範囲が広がる
  • 降雨パターンが大きく変わり、内陸部では乾燥化が進み、熱帯地域では台風、ハリケーン、サイクロンといった熱帯性の低気圧が猛威を振い、洪水や高潮などの被害が多くなる
  • 気候の変化に加えて、病害中の増加で穀物生産が大幅に減少し、世界的に深刻な食糧難を招く恐れがある

出典:環境省「地球温暖化パネル」

これがほんの100年後の世界です。「私たちには関係ない」という気持ちでいられますか? もし私たちに大きな影響を及ぼさなかったとしても、子供たちは私たちを恨むかもしれません。「どうして何もしなかったんだ」と。また、関係ないと言い切ることもできません。
どれだけ多くの科学者が研究を重ねても、地球規模の現象を正確に予測することは不可能です。温暖化による異常気象で、直接私たちの生活に被害がもたらされるということも考えられます。一人ひとりの意識を高め、小さなことからでも行動を始めましょう。